海底送水管布設

海底にパイプを布設して対岸の陸地や海上施設などに水などを送る工事です。専用の布設船や作業船を使って計画されたルートにパイプを沈め、接続・固定・埋設を行います送水先は離島や養殖施設、工場などが多く、高い精度と確実性が求められます。

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海底ケーブル布設

海底にケーブル布設は、電力や通信などを対岸の陸地や海上施設などにケーブルを布設する工事です。現場の条件に応じて布設方法が選ばれ、代表的には専用の布設船でアンカーとウインチにより布設する方法と、Ｚペラ式タグボートで曳航しながら布設する方法があります。
海底ケーブルを大型ドラムに巻き取り布設したり、作業台船上にやぐら(櫓)を組み、やぐら(櫓)の頂上から海底に送り出す方法などもあり、布設現場の距離や水深・潮流など周辺環境に応じて使い分けしています。

海洋深層水用取水管布設

海洋深層水を取水するためのパイプを大水深の海底に布設する工事です。深度や施工条件に応じて工法が使い分けられ、代表的なものに、布設船が自動で位置を保持しながらパイプを沈設するDP船（自動船位保持船）による布設と、船のアンカーとウインチで布設船を誘導しながらパイプを布設する方法があります。それぞれの海域特性や施工条件に応じて安全かつ確実な施工が求められます。

海底送水管・海底ケーブルの陸揚

海底送水管や海底ケーブルは海の中だけでは終わるわけではなく、最終的に陸上の施設（接続ます局舎、変電所・通信局など）に接続する必要があります。専用のウインチや滑車、ローラーなどを使用して、送水管やケーブルを浜辺から地中の管路やマンホールに通して既設水道施設や電力、通信設備と確実に接続します。

波浪観測装置海底ケーブル工事

波浪観測装置は、海底に設置し、波の高さや周期、潮流の向き・速さなどの海象状況を観測するための機器です。観測したデータは、海底ケーブルを通じて陸上の観測局へ送信され、気象・海象の把握や防災、船舶航行の安全等に活用されます。この工事は、沖合の海底に観測機器を設置し、そこから陸上局までの海底ケーブルを布設するものです。作業にあたっては、クレーン台船に海底ケーブルやセンサー架台を搭載し、これを用いて観測装置やケーブルの設置を行います。